『ご縁の國』
しまねより、
海の幸を
お届けします。
ごはんのおともにピッタリ!島根県産トビウオを100%使用。主原料はトビウオと胡麻。素材の味を活かしたソフトふりかけです。
株式会社SOLJAPANが展開する『島根Fラボ』(Shimane fish and food laboratory)は、【島根の新鮮な魚介類】×【60年の培った技術、ノウハウ】×【ものづくりへの想い】から生まれる、新しい美味しさの探求、発見とこだわりの食品を発信するブランドです。
数ある中からご覧いただきありがとうございます。
SOL JAPAN のSOLはS:しまねO:おさかな/おいしいL:ラブの頭文字をいただき命名しました。もともとは創業約60年の市内で『地域の魚屋さん』として事業活動を行ってまいりました。そもそもは島根県鹿島町御津という漁村で初代は漁師として生計を立てておりましたが、ある日の大時化で船は流され、それを機に獲る側から届ける立場に転換したと聞きます。そして2代目に繋ぎ、時代の波に合わせ、スーパーマーケット、飲食店事業を営んでおりましたが、近年の少子高齢化に伴い人口減少、市場縮小などによりその多角化経営を2代目、3代目と共に考え、整理し、原点に返り「魚屋」として再スタートを切りました。
その原点を大切に、新たな取り組みで『島根の宝を発信』していこう。そんな思いを社名に込め、今に至ります。
「あごごま」
開発までの私たち魚屋の想い。
私たちは魚屋で、魚をお客様に届けることが役割です。そのためにはやはり産地、漁業従事者を知ることがとても大切だと考えています。その考えをもとに、産地に出向きます。
漁師さんの多くは いわゆる高齢者です。若い人たちはわずかしかいません。その時はなぜそうなのかがわかりませんでした。朝が早いし、安全な仕事ではない。程度の考えでした。しかし、実態はいろいろと話を聞きますと、『収入面の安定』すなわち将来性。それも若者がそこに参入するにはとても大切な要件の一つでした。
そんな漁業という事業、産業を担う漁師さんの安定を守るために、今すぐ私たちができることは魚価を上げる 取り組み。下げない。ではなく、付加価値を高め、「上げる」。私たち魚屋にできること だと考えます。
そのためには、・魚を適正に仕入れる。(買い付け)・おいしい製品を創り、届ける。(加工)・そのおいしい理由(産地、漁師の想い、現状)を伝える。(発信)をしていかねばなりません。未使用魚、練り物加工等にしか使用されず回される魚種、大量に獲れて暴落した魚。それらを喜んで食していただくための商品にしていかねばと考え、例えば 島根県魚に認定されるトビウオですと認定されながらも練り物製品や、だしに使われることがほとんどで日常的にあまり馴染みが薄い原料。またサワラの幼魚のサゴシなどもおいしい魚であるにもかかわらず、安い価格で引き取られます。
シイラ、ブリの幼魚など、年間通してたくさんの魚が水揚げされ、その価格はそれに比例して落ちていきます。私たち魚屋の役割は価値を高め発信すること。消費者と生産者のメリットをTSUNAGU(つなぐ)こと。製品にそんな目的を込め創っています。
製品がお客様に喜んでいただけるポイントは
① 魚屋ならではの
② 手作り感
③ おいしい
④ 安全
⑤ リーズナブル(妥当な、納得できる価格)
と考えます。
製品創りにこのポイントが必ず加わっているかを大事にしています。
私たちはお客様に「おいしい」と言ってもらう、感じてもらうことを目的として商品創りしています。お客様からお代金までいただき、「おいしかったよ。ありがとう。☺」までいただける。そんなしごとはそうそうありません。私たちは以前飲食店を経営しており、その醍醐味がその言葉をいただくことでした。そんな思いや、しごとへの目的は今も変わりません。その言葉をいただくために、もっとおいしくするには?それを常に考え、工夫し、一つの製品でもその製品の進化はいつまでも続きます。あるお菓子や、ソースなども、今となればロングセラーで定番の商品も、その歴史の中で、その時代の味覚、用途によって変化してきたといいます。そんな探求心と、行動力を常に忘れず、商品創りに没頭しています。現状の課題の解決にはまだまだ程遠いところです。
実現したいこと。。
それは難しいことですが、無理ではありません。漁師にとって、いや、島根の漁師にとってやりがいのある、希望が持てる漁業に成るよう発信し、活動し、貢献していきたい。と思っています。仕組、法、規約、取り決めなどが 島根の地域に限らず、地域の漁師さんを豊かにしているか。それを関わる人たちで考え、よりよい形にすること。それが実現できることが、地域産業、それに携わるもの、そのミライ。そして消費者の食の喜び「おいしいと笑顔」につながると信じ事業活動して参ります。その活動はこれからも当社が在る限り永遠に続きます。
今回は原料として、トビウオで発信していますが、今後は他の未使用魚、評価の低い魚の活用に取り組んでまいります。
島根は海に面し、たくさんの港を有する水産資源がとても豊富な地域です。四季、旬が変化し、様々なお魚が水揚げされます。のどぐろ、アマダイ、松葉ガニ、ブリなど島根を代表する魚は皆さまもよくご存じだと思います。
しかし、知名度も低く、知れ渡らない魚もあります。おいしいけど、調理が難しい。小さくて、価値が低い。など。 そんなさかなもたくさんあります。小さなアジなどは水族館の動物のエサになったり、練り物加工されてしまう魚。もちろん、それはそれで活用はされています。しかし、とても値段が安く引き取られていきます。
松江の各漁港では定置網漁という漁法で魚を獲ります。そこで漁師さんたちは朝早く準備し、仕掛けた沖合の定置網に向かいそこで水揚げします。それを港に持ち帰り仕分けして市場に出荷します。それを私たち 魚屋、仲卸業者が買い付けます。漁師さんが獲る魚は人気のある魚も、そうでない魚も同じように扱い、出荷します。
一箱、何万円もするものもあれば、一箱、数百円 のものもあります。1箱 数百円は漁師さんの収入です。
私たちの事業目的は、未使用魚価格が低い魚を広く知ってもらうため、食べやすい商品に変え、しまねのさかなを 食べてもらいたい。そしてそれがそんな魚たちの魚価低減の歯止め、いや、魚価の向上につなげていきたい。ということが目的です。そうすることによって、漁師さんの収入は安定します。
私たちの地域の漁師さんもですが、全国的に見ましても漁師さんの高齢化はどんどん進み、担い手が少なくなっていく一方です。身を引いていく高齢の漁師さんのほうがやはり多く、新たに参入する若者はそう多くはありません。その背景には・収入の安定・漁業に対しての将来性等に不安があるからなのかもしれません。
やはり、生きていくこと。
それはだれもが考えることであり、それに安心できることがとても大切だと思います。魚価の向上は 生産者の、いや漁業の発展のためにとても必要なことです。高いお魚を高く買う。そんなことももちろん大切なことではありますが、いま、このコロナかで特に消費は縮小し、値段がそう上がりにくい現状で、それを支えることによって人と人とが支えあうことによって島根の漁業の未来はつながっていきます。この取り組みが、そんな未来を考えられる漁師さんの希望、そして消費者の人々の笑顔とおいしいに繋がることを一つの目的とし事業活動を行ってまいります。
そしてそして!これは始まりです。島根の漁業を私たちは守っていきたい。
拝謝
株式会社SOL JAPAN
*しまね おいしい らぼ ともいいます。
代表取締役 田中真一